お知らせ自然情報
2018年11月13日
最近巡回中、ここから、かすかにカリカリ音が鳴っているんです。
月寒公園を歩いていると、いろんな音が聞こえてきます。
「カーカー」「カリカリッ」「コンコンコン」「カサカサ」などたくさん…
今日は、カリカリの正体を見つけよう!と音がする方へ足を運びました。
カリカリ音がした木の下にはコロコロとたっくさんの木の実!
しかも、オニグルミしかない…。
誰が持ってきたのかな…
人の仕業かな??
近くで、またカリカリ音が…!
そっと近寄ってみると…んっ…?
しっぽ?これは、まさか…
なんて、思っている間にどこかへ行ってしまいました。
でも、すぐ近くの木でカリカリ、カリカリと音が聞こえたので、よーく目を凝らしてみると、
なんか、見覚えのあるシルエット!!
正体はまさか…この子だったのかな?
月寒公園のこのあたりでは、ずっとエゾリスをたくさん見かけていました。
まさか、貯蔵庫だったのかな?
リスやネズミの仲間は、トチノキ、クリ、クルミ、ドングリなどを食べます。 その一部を分散、または集中して貯蔵することを貯食行動といい エサが減少する冬に備えて貯蔵します。 積雪が50-60cmあっても貯蔵したエサを探しだすスキルを持っているそうです。
貯蔵された種子の一部は食べられず、翌春に芽を出すことがあります。 そして、森の木々の生育に貢献しています。 この貯食は、森の形成に寄与する大切な行動のようです。
だけど…本当にエゾリスなのかな…?
なんて思いながらの巡回になりました。