お知らせ
自然情報
イベント情報「森の植物ボランティア養成講座」参加者募集!
2026年04月23日
月寒公園では、市民参加で公園の植物を調査して、標本をつくる取り組みを始めます。
今年度は、札幌市博物館活動センターの山崎真実学芸員から、植物調査の基礎や標本づくりを学びます。そして、来年度からは、森の植物ボランティアとして活動してみませんか?
植物の世界には沢山の発見や学びがあり、植物を知ると、いつもの公園歩きが何倍にも楽しくなります。
月寒公園の自然が好きな方、身近な植物について詳しく知りたい方、森づくりに興味がある方におすすめの講座です。私たちと一緒に活動しませんか?
月寒公園の野外調査を5月14日、7月2日、9月3日、札幌市博物館活動センターでの標本づくりを11月5日、19日に行います。(時間は10時から15時)
参加費は、各回100円(保険代)です。
全ての講座に参加できる方は、月寒公園パークライフセンター(管理事務所)窓口またはお電話(011-818-3150)でお申込みください。
皆さまのご参加をお待ちしています。

サクラと春の植物
2026年04月20日
今日は風が強いですが、気持ちが良い青空が広がっています。
札幌は先日サクラの開花宣言がありましたが、月寒公園のエゾヤマザクラも少しずつ咲き始めています。
ボート池は、咲き始めたエゾヤマザクラのピンク色と、シダレヤナギが芽吹いた黄緑色で彩られ、春の訪れを感じます。
サクラのほかにも、イタヤカエデやハウチワカエデなどの木々の花も咲いています。ボート池にはキンクロハジロの群れも来ていますよ。
今週末は、ボート営業も始まりますので、ぜひ月寒公園に遊びに来てくださいね。
イタヤカエデの花。
黄色くてかわいい小さな花が、花束のように咲いています。赤い花束のようなハウチワカエデの花もぜひ探してみてください。
こどもひろばにあるウメも、少しずつ花が咲き始めています。
キタコブシは今が見頃!
歩いていたら、鳥が落とした花が落ちていました。実は匂いがとても良くて、何とも優雅な香りがしますよ。
春を告げるチョウ
2026年04月04日
今週は暖かい日が続き、雪がたくさん残っていた多目的広場も8割以上解けました。
そんな月寒公園で、トンボや野鳥を観察している高校生から、「クジャクチョウがいたよ」と写真を提供してもらいました。
クジャクチョウは成虫で越冬して、春一番に飛び始めます。
私も以前散策の森で、雪が残る中ふわふわと飛ぶクジャクチョウに出会ったことがあります。止まって翅を広げると、写真のように鮮やかな模様をしています。白や茶色ばかりの早春の森で、この模様はとても美しく、春が来たなぁと感じる出会いでした。
このほかにも、ルリタテハなどタテハチョウの仲間もいろいろ出てきているようです。トンボだと、成虫で越冬するオツネントンボがみられる時期ですね。
遊具はまだ雪が残って遊べないこの時期は、森の中で長い冬を成虫の姿で乗り越えた虫たちとの出会いを楽しみませんか?
クジャクチョウ(撮影:大黒友陸)
ルリタテハ(撮影:大黒友陸)
エルタテハ(撮影:大黒友陸)
「パークライフカフェ餌付けってなんだろう 野生動物へのえさやりを考える」を開催しました
2026年04月03日
3月25日に「パークライフカフェ餌付けって何だろう~野生動物へのえさやりを考える」を開催しました。
パークライフカフェは、みんなが気持ちよく過ごせる月寒公園公園になるために、公園の課題をテーマに学び、考え、話し合う場で、6年前より「芝生広場の利用」「キツネ」などのテーマで開催してきました。そして今年からは、野生動物と人の共生を考えるうえで避けて通れない問題「餌付け」をテーマに開催しよう!ということになり、今回が1回目になります。
講師は、パークライフカフェでおなじみのキツネの研究者池田貴子先生(北海道大学CoSTEP)、進行は、NPO法人きたのわ代表理事の宮本奏さんが務めました。
参加者は24人、NHKやJCOMのテレビ取材が入る中、2時間じっくり野生動物との付き合い方を学び話し合う場となりました。
どんなことをしたのか、少しだけ振り返ってみましょう。
まずアイスブレイクで、グループごとに「月寒公園にいるかもしれない動物」を動物カードの中から選び、その動物が食べているものを話し合いました。「月寒公園にクマはいるの?」「猫や犬って、野生動物じゃないよね?!」など、改めて考えると、疑問がいっぱい。
私のいたグループでは「キツネがボート池で採った魚をもてあそんでいたら、カラスが来てたよ!」とか、「リスってカタツムリ食べるらしいよ!」など、食べているものの話で大いに盛り上がりました。皆さんいろいろな場面を見ていて、みんなの情報を集めると面白いですね。
チラシのイラスト(宮本文彦さん作)を使って、月寒公園にいるかもしれない動物を出し合いました
続いて池田先生から、餌付けの事例やその影響についてのお話がありました。事前に参加者からは、「餌をあげている人を見たらどうしたらいいの?」「餌付けされると動物はどうなってしまうの?」などの質問がありました。池田先生からは、月寒公園でキツネの生息状況調査を続ける中で、いろいろな食べ物をあげてしまう人がいることが分かったお話や、キツネにあげたドッグフードに、カラスが群がる映像やアライグマが来ている映像を見せてもらい、「意図しない餌付け」の問題も教えてもらいました。
餌付けの現状や意図しない餌付けの影響は、普段よく月寒公園を利用する人でも知らないことが多く、問題の深刻さ(根深さ)も感じました。
池田先生のお話を踏まえて後半の1時間は、グループごとに「じぶんち」「よそんち」「みんなの場所(公園・スーパーなど)」「郊外」の4つの場所ごとに、「誰かがキツネにえさをやっていたらいやだなぁと思う度合い」を0%(いやじゃない)から100%(絶対いや)の軸に、シールを貼り、理由を出し合いました。
私がいたテーブルでは「じぶんち」と「みんなの場所」は、全員100%(絶対いや)にシールを貼りました。「えさやりはずるい気がするし、誰も幸せにならない」という意見や「動物に寄ってこられると怖いしかわいそう。葛藤がある」「公共の場は、いろいろな人が来る場所だから絶対にダメ」という意見もありました。
一方「よそんち」や「郊外」では許容度が少しだけ変わり、「郊外は公共の場よりはダメという気持ちは少ないけど、他の動物への影響が心配」などの意見がありました。
全部で6グループあったのですが、「みんなの場所(公園・スーパーなど)」だけでも、これだけ「嫌度(許容度)」に違いがありました。
このワークは、企画段階からスタッフでいろいろ考えて生み出したものなのですが、他の人の考えを聞くことで、人の感覚の違いを知るきっかけになっていると良いなと思います。私のグループでは、「餌付けをする人ってどんな思いがあるのかな?」という話にまで発展しました。餌付けは、野生動物にとっても人にとっても、良いことではありませんが、餌付けをする側の気持ちを考えることも大切かもしれません。
また、場所によって、餌付けの許容度が大きく違う人が多いことも、今回のワークの発見でした。公共の場である公園は、誰でも自由に過ごすことができる場所ですが、自分のやったことが、他の人や時には動物の迷惑になることもある場です。今回のワークが、公園の使い方や過ごし方を考えるきっかけになるとうれしいです。
参加してくれた皆さま、ありがとうございました!
グループのファシリテーターは、北海道大学CoSTEPの受講生の皆さんでした。話の進行から発表までありがとうございました!
CoSTEPの受講生が制作した、季節ごとのキツネの看板もお披露目されました。キャッチーで遊び心にあふれ、しっかりと学びもある趣向を凝らした素敵な看板は、今年月寒公園に登場する予定です。お楽しみに!
今日の小さい春
2026年03月24日
今日は、とっても暖かく春を感じる日和ですね。
春を感じるものと言えば、野鳥のさえずり、フキノトウなど色々ありますが、木々も少しずつ芽吹き始めました。
今日は、バッコヤナギが硬い冬芽の皮を破り、モコモコの芽が顔を出していました。
このモコモコの芽を見ると、ネコヤナギと思う方も多いかもしれませんが、ヤナギの仲間は、とても多くて見分けるのも難しく、似ているものが沢山あります。そしてオスの木とメスの木が違う(雌雄異株と言います)のも、悩ましいポイントです。
このバッコヤナギは、別名ヤマネコヤナギとも呼ばれているそうで、早春に芽吹く印象があります。
落ちていた芽を拾ってみました。
近くで見ると、モコモコの白い毛に包まれて、とてもかわいいです。
バッコヤナギは、歴史の森やボート池にそそぐ小川の辺りなどにあります。これから黄色い雄花が咲いたりもするので、ぜひ注目してみてくださいね。
続いても地味な樹木、ハンノキのお花を紹介します。
月寒公園にハンノキの木はとても少ないのですが、アンパン道路の近くで見ることができます。
ハンノキも20メートルほどの高さになる高木なので、落ちている花を観察しました。写真の中央の長い2本が開花した雄花で、その両隣の少し短いものが開花前の雄花です。開花した雄花は長く伸びて花粉を飛ばします。
ハンノキは、シラカバと同じカバノキ科なので、花粉症の人はちょっと嫌かもしれないですね。
ちなみにハンノキは、雄花と雌花が同じ木に付きます。雄花の上に小さい雌花が付いていて、受粉すると実(写真の右端)になります。
よく見ると、サクラやカエデの芽も赤く膨らんでいます。小さな木々の芽たちが「春はすぐそこまで来ているよ!」と教えてくれているようですね。
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