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「月寒公園で俳句・吟行講座」を開催しました!

2022年09月20日

3連休の初日、曇り空から太陽が時おり顔を覗かせるような天気の中、月寒公園で初めての俳句イベント「月寒公園で俳句・吟行講座」を開催しました!

最初に講師の瀬戸優理子先生から、俳句の基本を教わりました。5・7・5の17音で作ること、季語を必ず入れることなど、学校で習ったことを思い返しながら、お話を聞きました。

さて、基本を学んだ後は、いよいよ吟行です。吟行とは、公園の景色を眺めて俳句を詠むことを言います。

今回の吟行は、公園スタッフの案内で、ボート池から歴史の森を巡りました。

ボート池ではマガモを眺め、ツリバナやヤマブドウの実を見つけたり、
くつろぎの森ではキツネが斜面に掘った大きな穴を発見!
永遠の像を見て札幌市と豊平町の合併の歴史に思いを馳せたり、
時計塔が奏でるエーデルワイスに耳を傾けたり・・・・・と、心地よい散策の時間を楽しみました。

スタッフの案内で月寒公園の見どころを巡りました

散策から戻ったら、それぞれが1つか2つ俳句を作り、短冊に書きました。

歩きながら話したこと、見つけたものの色や形、音なんかも思い起こしながら、言葉を選び俳句をひねり出す時間は、想像以上に楽しく充実していました。

みんなの俳句が出そろったら、それぞれが特選1句と、並選2句を選び、短冊にシールを貼りました。短冊には、作った人の名前が書かれていないので、誰が作ったのかは分からないのが、また面白かったです。

そして最後に、それぞれの俳句ごとに、選んだ人の評価と、瀬戸先生からのコメント、誰が作った俳句なのかを発表しました。

瀬戸先生のコメントはどれも的確で、お話を聞くと理解がより深まり、句会は大いに盛り上がりました。「アンパン道路」など言葉選びが難しかったものを、上手に俳句にしている人もいて、なるほどな~と唸るばかりでした。

今回、NPO法人公園ねっとわーくからの呼びかけで、初めて俳句の講座を開催しましたが、新しい視点で公園を楽しむことができました。

季語を探しながら、俳句を考えながら散策し、情景を思い起こしながら俳句を練る時間は、なんとも贅沢で楽しいひと時でした。私自身、久しぶりに俳句に触れましたが、俳句の面白さを実感するひと時になりました。
最後に皆さんが作った俳句を紹介します。吟行で出会った情景が目に浮かぶでしょうか?

句会では、それぞれが「特選」と「並選」を選びました

山ぶどう赤を深めて冬を待つ

赤とんぼあなたのそばにいたいのよ

戦火遠くボート池のだいたいは秋

ちぎり絵を見ながら歩く秋の小道

きゅきゅっとなんだお前もどんぐりか

北の狐や枯れ葉の床に丸くある

団栗の足裏つつく音が好き

欧風のからくり時計水の秋

魔がさしてどんぐり爆弾となりぬ

自撮りする肩のブローチ赤とんぼ

啼かないわ亀栗が降ってくるから

秋晴れや思いをはせる豊平町

空高し外野ノックの放物線

父と子の自転車あそび天高し

秋暑し乙女の像は乾きゆく

狐の遊ぶ神社の俵盆の月

石像は一点を見て残暑かな

その先はアンパン道路木の実落つ

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