お知らせ
初夏のお花を観察してみよう!
2023年06月03日
札幌市博物館活動センター体験学習会として「ぶらりネイチャー初夏のお花ガイド
~月寒公園編~」が開催されました。博物館活動センターの山崎真美学芸員のガイド
で札幌で観察を楽しめる「初夏の花」をテーマに月寒公園のボート池周り、くつろぎの森
や月寒神社近くを散策しました。
「都市の公園の整備された植物とそのままの自然が残された部分の植物の違いを
感じながら散策してみてください」とアドバイスをいただき散策をスタートしました。
あいにくのお天気でしたが、参加者のみなさんは「どうしてここにこの植物が育ったのか?」
「初夏の月寒公園にどんな植物があるのか?」たくさんの写真を取りながら興味深く
話を聞いていました。「くりはブナ科」「ズミはバラ科」と最初は科の特徴を覚えると
覚えやすいそうです。
ロープ柵の中と踏み固められた地面の違いについてお話を聞きました。
写真の「ササバギンラン」は初夏のくつろぎの森にひっそりと咲いていますが、
地面の中の菌と一緒に生活して育つそうです。ロープ柵の中の落ち葉がたくさんある
そのままの自然が残された場所で咲いていました。
ササバギンラン ラン科 白くて可憐な花が咲きます。
月寒公園で観察した植物は以下の通りです。
・ヨシ(イネ科)
・ヤナギの仲間
・クリ(ブナ科)
・ズミ(バラ科)
・ヒメカンスゲ(カヤツリグサ科)
・ツルキジムシロ(バラ科)
・チョウチンゴケ(チョウチンゴケ科)
・タラノキ(ウゴキ科)
・ササバギンラン(ラン科)
・ハルジオン(キク科)
・ヤマブキショウマ(バラ科)
ボート池の周りではホオノキの花が咲いていました。初夏の今しか見られない植物を
探しにぜひ月寒公園にきてくださいね。また主催の札幌市博物館活動センターには
札幌の自然史を見て、さわって、体験することができます。ぜひこちらにも遊びにいって
くださいね!
ヤマブキショウマがたくさん咲いていました。同じバラ科でも違いがたくさんです。