自然情報
2023年07月05日
蒸し暑い日が多くなり、いよいよ夏本番になってきましたね。
園内では、初夏から夏に咲く植物が開花しています。右の写真の白い花は「オカトラノオ」です。毎年「野の花を植えよう」で子どもたちと一緒に散策の森に植えている植物で、元気に育って花を咲かせています。白い穂状の花がとってもかわいいです。散策の森には、オカトラノオのほかに、ちょっと見ごろが過ぎつつありますが、青い花が涼し気な「エゾクガイソウ」や、「ヨツバヒヨドリ」も咲き始めています。これから秋にかけて、「キンミズヒキ」や「アキノキリンソウ」「エゾノコンギク」なども咲きますので、ぜひ楽しんでくださいね。
白い花がかわいい「オカトラノオ」。その後ろには青色の「エゾクガイソウ」が見えます。
パークライフセンターの横では、夏の花「オオバボダイジュ」も満開です!
木の花は高いところに咲くので、気づかないことが多いですが、月寒公園のオオバボダイジュは花付きが良く、枝が垂れ下がるほどたくさんの花が咲いています。実はとても香りがよく、虫たちにも大人気!オオマルハナバチなどの虫たちが沢山集まっています。オオバボダイジュはシナノキの仲間で、セイヨウシナノキは、リンデンバウムと呼ばれて、蜂蜜の蜜源として利用されたり、ハーブティにもなるようですよ。
パークライフセンター前のオオバボダイジュは、手が届くところに枝があるので、ぜひ香りも楽しんでみてくださいね。
枝が下がるくらい、たくさんの花が咲いている「オオバボダイジュ」
パークライフセンター前には、シバザクラやミレットと、ピンクや白のペチュニアを植えました。今はペチュニアのかわいい花が沢山咲いています。
ペチュニアの横には赤いサルビアの花を植えました。この他にも、パークライフセンター周辺には、スタッフやボランティアの皆さんがお世話をするプランターやハンギングバスケットが、賑やかに花を咲かせています。