自然情報
2024年04月06日
昨日札幌の積雪が0㎝になったと、ニュースになっていましたが、月寒公園は広場も遊具も、まだ雪の中です。ここ数日でだいぶ解けましたが、遊具周りの雪が解けるには、もう少し時間がかかりそうです。
遊具は、雪が解けて点検が終わってから、遊べるようになります。このまま順調に解ければ、4月中旬には遊べる予定です。ロング滑り台については、専門業者の点検後になりますので、もう少し遅くなります。遊具で遊ぶのを楽しみにしている子も多いかと思いますが、もうしばらくお待ちください。
遊具はまだ雪の中です
散策の森は、木の周りから少しずつ雪が解けていて、フクジュソウが顔を出していました!
この場所は、10年ほど前から「野の花を植えよう」というイベントで、子どもたちと一緒に、山野草の苗を植えています。このフクジュソウも、随分前に植えたものです。
フクジュソウやエゾエンゴサク、カタクリなどは、スプリングエフェメラル(春の妖精)とも呼ばれ、まだ木々の葉が生い茂る前に、雪解けと共に花を咲かせます。まだ虫の数も多くない時期ですが、大柄な花をつけることで、虫たちを呼び寄せ、受粉をして、種を作ります。そして、青々とした緑に覆われる夏になると、人知れず地上から姿を消して、地下で養分を蓄えて春を待つそうです。
まだ白と茶色で覆われた森に、小さくも鮮やかな黄色い花を咲かせるフクジュソウは、とても可憐で儚く見えますが、実は寒さの中でも花を咲かせる強さを持った植物です。
散策の森では、フクジュソウのほかにエゾエンゴサクやカタクリなども花を咲かせます。
数は多くありませんが、宝探しのような気持ちで探してみるのも楽しいですよ!
フクジュソウは、春を代表する植物です