管理事務所から
2024年05月29日
月寒公園では、2019年より北海道大学大学院教育推進機構CoSTEPの池田貴子特任講師と協働で、キツネの調査や普及啓発に取り組んでいます。
この度、月寒公園指定管理者である公益財団法人札幌市公園緑化協会とCoSTEPが所属する北海道大学大学院教育推進機構オープンエデュケーションセンターが連携協定を締結し、2024年5月21日、月寒公園にて両者の顔合わせが行なわれました。
月寒公園ではこれまで、CoSTEPと連携して、アーバンフォックス(都市に生息するキツネ)の生態調査やエキノコックス対策として駆虫薬入りベイトの散布実験に取り組むと共に、「パークライフカフェキタキツネ」などのイベントを通して、エキノコックス対策や餌付け問題を伝え、野生動物との共生について、公園の利用者それぞれが考える機会を作ってきました。
また「月寒公園ピクニック」では、CoSTEP受講生が中心となり、キツネのブースを出展して様々な公園利用者にお話を聞いたり、昨年は「コンコンクエスト~勇者のお弁当箱」と題して、キツネの生態や人との関わりを遊びながら学べるプログラムを開発し、とても好評でした。今後は、これまでの協力関係をより発展させ、公園利用者と公園管理者間の良好な関係構築および科学技術コミュニケーション人材の育成に貢献していきます。
お互いの組織概要説明と、これまでの協働実績の紹介、意見交換を行いました
意見交換会の後、ボート池周辺を視察しました
一定の距離を置いてキツネを観察しました