自然情報
2024年06月07日
木々の葉も茂り、月寒公園もすっかり夏の装いになりました。
緑の色が濃い初夏の森に、ハクウンボクが純白の花を咲かせていました。
ハクウンボクは、高さが10mほどになる落葉広葉樹で、月寒公園ではボート池の周りや歴史の森で見られます。
白い大きなこの花を白雲に見立てて、ハクウンボクと名付けられたとか。
普段は目立たない木ですが、大きくて真っ白な花は、見ごたえ満点です。
純白の花びらに黄色い雄しべがかわいい「ハクウンボク」の花が咲いています
「木の花はなかなか気づかない~」という方は、ぜひ地面を見てみてください。
右の写真のように、ハクウンボクの木の下には、落ちた花びらがいっぱい敷き詰められていて、一面真っ白!
まるで雪が降ったかのようです。
初夏の色濃い緑に包まれて、ハクウンボクの花の白さも一層引き立ち、とても美しいですよ。
ハクウンボク以外にも、今はニセアカシアの花も見ごろです。
そして今日は、エゾハルゼミの鳴き声も聞こえました!トンボもそろそろ、ボート池でシオカラトンボやイトトンボの仲間が見られる時期です。
ぜひ、月寒公園で初夏の森をお楽しみください。