お知らせ
「野の花を植えよう」を開催しました!
2024年10月05日
今日は気持ちが良い秋空の下、散策の森で「野の花を植えよう」というイベントを開催しました!
「野の花を植えよう」は、月寒公園にもともとあった植物を植える活動で、今年でなんと!10年目になります。毎年この時期に少しずつ苗を植え続けてきたので、散策の森は、季節を通じて様々なお花が咲く森になりました。
今回も、子どもから大人まで30名程の方が参加してくれました。
まずは、講師の木村さん(雪印種苗株式会社)より、苗の植え方を教えてもらい、
自由に植えてみました。
今年は、エゾノコンギク、オカトラノオ、キンミズヒキ、ヒオウギアヤメ、ヤマブキショウマなど5種類ほど、約300株の苗を植えました。
スコップで土を掘り、苗を置いて土を被せるという単純作業なのですが、意外に粘土っぽい土の感触に驚いたり、小さなカワイイ苗を大事そうにポットから取り出したり・・・皆さんそれぞれに、作業を楽しんでいるようでした。
実はこの苗は、去年のイベントで種を撒いたものなのですが、春に発芽して大事に育てて苗にしています。
今はまだ小さいけど、これから少しずつ大きくなって、来年の夏から秋に花を咲かせるのが、楽しみですね。

次は、以前植えた野の花から種を取ります!
今回は、「キンミズヒキ」「オトコエシ」「エゾノコンギク」「ヨツバヒヨドリ」などの種を取りました。
種と言っても形や大きさは様々で、オトコエシは平べったくて目玉焼きのような形をしていたり、エゾノコンギクやヨツバヒヨドリは小さくて綿毛が付いて、風に乗って遠くまで飛びそうな形をしています。
中でもキンミズヒキは大人気!大きい緑色の種は、服や体に気づかないうち引っ付くので、みんな「ひっつき虫だ~どんどん付いて取れないよ~」と遊び半分で種取りを楽しみました。キンミズヒキは、きっと動物や人間の体に引っ付いて、遠くまで行けるように工夫されているのですね。
集めた種は、細かくほぐして、バットに敷いた土の上に撒いて、上からまた土をかけました。
土のお布団をかぶった種たちは、来年の春、元気に芽を出すでしょう。
また来年の秋の「野の花を植えよう」で、散策の森に植えましょうね。
参加してくれた皆さま、講師の木村さん、ボランティアの皆さん、本当にありがとうございました!
散策の森では、春から秋にかけて、たくさんのお花が咲いています。今年植えた植物も、来年花を咲かせると思うので、ぜひ見に来て下さいね。