自然情報
2020年09月17日
ロング滑り台の近くにあるチョウセンゴヨウというマツの木の下に、松ぼっくりがたくさん落ちていました。
写真の右側は、普通のチョウセンゴヨウの松ぼっくりですが、左側の松ぼっくりは何だかちょっと違います。
実は、左の松ぼっくりは、エゾリスが食べた痕なんです。チョウセンゴヨウの松ぼっくりの中に入っている松の実は、エゾリスの大好物。ガリガリとエゾリスがおいしく食べた松ぼっくりは、こんな形になるのですね。
エゾリスに食べられた左側のような松ぼっくりを「食痕(しょっこん)」と言います。これを見つけたら、このあたりに動物がいた証拠。チョウセンゴヨウのほかに、月寒公園には、ドイツトウヒやオニグルミの食痕も落ちています。大きな木の下を通ったら、ぜひ探してみてくださいね。