お知らせ
「学ぼう!遊ぼう!月寒公園と防災」を開催しました!
2022年10月10日
10月3日、防災イベント「学ぼう!遊ぼう!月寒公園と防災」を開催しました!
この日は近所の小学校が振替休日だったこともあり、子どもから大人まで、ボランティアも合わせると、約100名が参加してくれました。
では、園内の3か所で色々な防災企画を行っていたので、それぞれ見ていきましょう!
まずは、多目的広場でやっていた「カエルキャラバン」から、「水消火器で的あて」です。
阪神淡路大震災で起きた火事や、実際に消火器を使うときの注意点を、
紙芝居で勉強した後に、水消火器を使って火の的を倒していきます。
消火器は、掃くように使うのがポイントです。
皆さん上手に消火器を使って、的を倒せたでしょうか?
水消火器で、火の的をいくつ倒せるかな?
お隣には、エッサホイサと毛布で何かを運んでいる人たちが・・・・こちらは「毛布で担架タイムトライアル」。大きなカエルくん人形を毛布の担架で運び、タイムを競います。
被災地では担架も不足するので、家にある毛布を担架にする知恵が役立ちます。
でも、ただ毛布で人を運ぼうとしても、持ちづらくてなかなか難しい。
「毛布の端をクルクルと折ってから持つと、運びやすくなる」
「運ぶ時には頭から運ぶと不安になるよ。足の方から運ぶといいよ」などの知恵を、
紙芝居で教えてもらった後に、4人から6人で協力しながら、
7mの距離を往復して、カエルくんを運びました。
意外に大人の方が盛り上がって、最高記録は13秒38!すごい早かったですね~。
でも、実際に人を運ぶ時は、安静に運ぶことが大切です。
みなさん、安静かつ迅速に運ぶことができたでしょうか?
毛布でカエルくんを運ぶタイムトライアル!
パークライフセンターのテラスでは、「紙食器づくり」を楽しんでもらいました。
地震で食器が割れた時や、断水で食器が洗えない時に、新聞紙や不要なチラシで作った食器が活躍します。
紙食器の種類もコップ型からハコ型、ふね型まで様々。中には、5つのスペースが作れるお皿までありました。
新聞紙で簡単に作れるお皿は、テーブルの上に置くゴミ入れなど、日常生活でも活躍しそうですね。色々な折り方を知っておけば、緊急時にも心強い!
大きな新聞紙を折っていくと、紙食器のできあがり!
さて次は、坂下駐車場で10時から11時まで開催された「緊急貯水槽の説明会」です。
札幌市水道局の皆さんが、実際にポンプを動かしながら、緊急貯水槽の仕組みや給水方法を教えてくれました。
胆振東部地震では、マンションなどは断水したので、月寒公園の緊急貯水槽も給水所として活躍しました。またあのような災害が起こらないことを祈るばかりですが、月寒公園に緊急貯水槽があることを知っていれば、万が一の時にも安心ですね。
また、給水所で水をもらっても、家まで運ぶのが大変・・・・なんてこともあると思います。今回は、背負えるタイプの給水袋も展示されていて、実際に背負ってみることも出来ました。手で運ぶと重い水も、背負って運べたら、大変さも半減することがよく分かりました。
水道局の皆さんが、緊急貯水槽の仕組みを、分かりやすく解説してくれました。
最後は、11時から12時に高台駐車場で行われた「マンホールトイレの説明会」です。
積水化学北海道株式会社の皆さんが、マンホールトイレの仕組みや使い方を教えてく
れました。
高台駐車場には、たくさんの四角いマンホールが並んでいますが、このマンホールを開けると、和式のトイレに変身!個室のテントを組み立てたら、災害時に安心してトイレを使うことが出来ます。組み立て式の洋式便座もありましたよ。
どれも初めて見るものばかりで、皆さん興味津々の様子。
一通り説明を聞いた後には、地域の皆さんで、テントや洋式便座を組み立ててみました。一度組み立ててしまえば、意外に簡単で「これならみんなで組み立てられるね!」と、楽しそうな声が聞かれました。
マンホールトイレの説明会は、少し開催場所が離れていましたが、地域の方を中心に50名以上が参加してくれました。
月寒公園内の色々な場所で開催した防災イベント、楽しんでいただけたでしょうか。
今回のイベントが、月寒公園の防災設備を知り、日頃の災害への備えを見直す機会になったら嬉しいです。
参加してくれた皆さま、ご協力頂いた皆さま、ありがとうございました!
積水化学北海道株式会社の皆さんによるマンホールトイレの説明会