お知らせ
自然情報
10月29日紅葉情報
2024年10月29日
冷たい雨が降り続いた昨日から一転、今日は青空が広がっています。
公園を歩く人たちも、ボート池のカモも、森にいる鳥たちも、なんだかとっても楽しそう。
雨上がりの朝は、清々しくて気持ちが良いですね!
朝晩の冷え込みが厳しくなり、園内の紅葉もだいぶ見ごろとなりました。
写真は、坂下駐車場から続く中央園路の様子です。
カエデ類の赤や黄色の色づきが美しいですね。
10月18日の紅葉情報に続いて、歴史の森やくつろぎの森の落ち葉を拾ってみました。
向かって右から、
・オニグルミ
写真の葉は下の方の小葉が落ちてしまいましたが、小さい葉が軸に付いたものを、1枚の葉と数えます。歴史の森に多くあり、オニグルミの近くには、よくエゾリスが木の実を取りに来ていますよ。
・ハリギリ
歴史の森やくつろぎの森に大木があります。カエデのような葉ですが、ウコギ科の仲間で、若芽を山菜で食べる地域もあるそうです。
・ユリノキ
月寒公園には水のあそび場の横、くつろぎの森の登り口にあります。ネコの顔のような、ひっくり返すとTシャツに似ているような、変わった形の葉っぱです。
・ヤマモミジ(モミジの仲間)
歴史の森に多くあり、赤く色づいた葉がとても美しい木です。1枚の葉でも、日当りなどによって、緑や黄色、赤など様々な色のグラデーションが楽しめます。
10月18日紅葉情報
2024年10月18日
今日も暖かく、青空が清々しいですね。
明日から天気が崩れそうなので、今日の晴れを有効に楽しみたいところですね。
月寒公園の木々も次第に色づいてきました。
写真は、こどもひろばの様子です。サクラの葉が赤く紅葉して、きれいですね。
紅葉も、樹種によって早い遅いがあります。
また赤や黄色に色づく木も、樹種や木の状況によって様々なグラデーションがあるので、
この季節は、お気に入りの落ち葉を集めるのも楽しいですよ。
今紅葉している木の葉を芝生に並べてみました。
向かって右から、
・ホオノキ(とっても大きい葉!!)
・ヤマグワ(同じ木でも葉の形が色々)
・エゾヤマザクラ(真っ赤な葉がきれいです。)
・イタヤカエデ(イタヤカエデは黄色ですが、カエデの仲間は真っ赤になる木もあります)
・ミズナラ(写真の葉は小さいですが、もっと大きな葉もあります)
・シラカバ(園内に多いです)
になります。
場所や日当りによっても色づきは違うので、お気に入りの葉っぱを見つけてみませんか?
今年は実りの秋?
2024年08月23日
先日「セミが鳴いています」とお知らせしましたが、お盆を過ぎたら、セミの声もピタッと止み、月寒公園にも秋の気配が漂い始めました。
歴史の森では、忙しそうに木の実を探すエゾリスの姿がありました。
ベンチの横で、まつぼっくりを見つけると、一生懸命食べていましたよ。
去年はどんぐりがちょっと少な目だったので、今年は豊作かな?と、エゾリスも期待しているかもしれないですね。
園内を歩いていると、少しずつ秋らしい木の実や花を見かけるようになったので、
少し紹介します。
緑色のクリの実が落ちていることもあります。
写真のクリは誰かが並べたのかな?
くつろぎの森の木の下に、お行儀よく並んでいました。
こちらはツリバナの実。
青い実が少しずつ赤くなり、パカッと割れて種が出てきています。釣り下がった赤い実が、とってもカワイイ!
ツリバナは、ボート池周りがおススメポイントです。
こちらはミズナラのどんぐり
くつろぎの森や歴史の森、散策の森にもありますよ。
月寒公園には、ミズナラの他にコナラの木もあります。
こちらはヤマハギの花。くつろぎの森のバリアフリー園路で
見られます。小さい花ですが、よく見るとマメ科らしいカワイイ花です。
こちらはオオマルバノホロシの花。
ちょっと難しい名前ですね。月寒公園ではボート池周りの園路に少し咲いています。ナス科らしい花です
こちらも秋の花、キンミズヒキです。小さい黄色い花と実が混在しています。実はトゲトゲがあるひっつき虫です。
ボート池周りやくつろぎの森で見かけます。
夏のセミ
2024年08月14日
昨日は一日雨でしたが、雨上がりの今日、月寒公園では賑やかにセミが鳴いています。
「今鳴いているセミは何ゼミですか?」と問い合わせもありますが、月寒公園で鳴いているゼミの多くは「コエゾゼミ」か「アブラゼミ」が多いようです。
そして、写真のセミは、「アブラゼミ」。
翅の茶色とジリジリジリジリ・・・・・・という鳴き声が特徴のセミです。
ちょっと前までは、よくアブラゼミの鳴き声が聞こえましたが、最近は写真のように地面に落ちて歩いている姿を時々見かけます。時にはたくさんのアリにたかられていたり、スズメバチに襲われていることもありました。
賑やかに鳴いていたアブラゼミが、一生を終える姿は辛くもありますが、「お疲れ様、がんばったね」と言いたい気持ちにもなります。
セミは成虫になると、一週間ほどで死んでしまうので、短い命で知られていますが、実は幼虫の期間が長く、アブラゼミでは3~4年ほど、土の中で過ごすと言われています。
幼虫の期間を生き抜いて無事に成虫になり、一生を終えるのは、なかなか難しいことなのかもしれないと思うと、元気に鳴いているセミも愛おしく感じますね。
今日はミンミンゼミが鳴いていたり、去年はツクツクボウシの声も聞こえました。
実は色々な種類の鳴き声が聞こえるので、注目してみてくださいね。
夏の珍客
2024年06月29日
月寒公園では、アジサイの花が咲き始めました。
写真は、月寒神社への階段の近くに咲いているアジサイです。
ピンク色がカワイイですね。
アジサイの他にも、ヤマボウシやハコネウツギなどの花が咲いています。
さて、タイトルにある「珍客」ですが、先日シマヘビを見かけました。
体長20㎝ほどの小さな個体でしたが、園路をスルスルと移動していました。
ヘビと聞くと、怖い!と思う方もいるかもしれませんが、シマヘビは札幌の自然が残る公園や河川敷では、当たり前にいるヘビです。
少し気性が荒いですが、毒は無く、むやみに近づいたりしなければ、威嚇もしません。
私が出会ったシマヘビも、こちらを気にすることなく、スルスルと園路を歩いて、川の方に消えてしまいました。体の縞模様と、赤茶色の鋭い目が、とてもかっこよかったです。
月寒公園は施設が多い公園ですが、自然林も多く残されているので、色々な生きものが生息しているのだなぁと改めて感じました。
珍客と書いてしまいましたが、シマヘビは、月寒公園に当たり前に生息する爬虫類なのだと思います。次はアオダイショウに出会ってみたいものです。