お知らせ

管理事務所から

ロング滑り台利用再開のお知らせ

2024年11月13日

ロング滑り台の周辺工事により、11日よりロング滑り台の利用を中止しておりましたが、無事工事が終わりましたので、利用を再開いたします。

積雪状況によりますが、遊具は11月下旬に閉鎖する予定です。

残りわずかとなりますが、今週は気温も上がりそうですので、たくさん遊びに来てくださいね。

11月11日~14日にロング滑り台の利用を一時中止いたします

2024年10月28日

月寒公園のロング滑り台は、周辺の補修作業を行うため、下記の期間利用を中止します。

【ロング滑り台利用中止期間】

11月11日から14日まで(予定)

※工事が終わり次第開放いたします。

月寒公園のロング滑り台は、緑と黄色の滑り台があり、丘陵地の地形を活かして設置されていますが、斜面が急なため、人が歩いたり雨が降ったりすると、頂上から土が流れる状況が続いています。
このため、今回の補修では、頂上の土留めを補修して、土を流れづらくする作業を行います。

重機等が入り作業しますので、一時ロング滑り台の利用を中止して、作業を行います。

皆さまにはご迷惑をお掛けいたしますが、ご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

今朝は冷たい雨が降り誰もいませんが、ロング滑り台は月寒公園で人気の遊具です

今日は水のあそび場最終日です

2024年08月25日

先日までセミの声が賑やかだった月寒公園も、だんだんと秋の気配が漂い始めました。今日も気温は高いですが、風は涼しく、ジメジメムシムシした暑さとは変わってきました。

7月6日から開放していた「水のあそびば」は、本日が最終日になります。

たくさんのご利用、ありがとうございました!

また、今年も坂下野球場の外周に、タイタンビカスの花が咲いています。

タイタンビカスは、高さが2m以上になる大きな植物で、花は子どもの顔ほどの大きさがあります。
1日花ですが、次々に開花するので、見ごたえがあり、月寒公園でもこの時期だけのちょっとしたフォトスポットになっています。

月寒公園に来られた際は、タイタンビカスの花を、ぜひお楽しみください。

また、タイタンビカスは、近隣のボランティアの皆さんが、定期的に水やりや花がらをとって管理しています。ボランティアに興味がある方は、月寒公園管理事務所にお問い合わせください。

北海道大学大学院 教育推進機構オープンエデュケーションセンターと連携協定を締結しました

2024年05月29日

月寒公園では、2019年より北海道大学大学院教育推進機構CoSTEPの池田貴子特任講師と協働で、キツネの調査や普及啓発に取り組んでいます。

この度、月寒公園指定管理者である公益財団法人札幌市公園緑化協会とCoSTEPが所属する北海道大学大学院教育推進機構オープンエデュケーションセンターが連携協定を締結し、2024年5月21日、月寒公園にて両者の顔合わせが行なわれました。

月寒公園ではこれまで、CoSTEPと連携して、アーバンフォックス(都市に生息するキツネ)の生態調査やエキノコックス対策として駆虫薬入りベイトの散布実験に取り組むと共に、「パークライフカフェキタキツネ」などのイベントを通して、エキノコックス対策や餌付け問題を伝え、野生動物との共生について、公園の利用者それぞれが考える機会を作ってきました。

また「月寒公園ピクニック」では、CoSTEP受講生が中心となり、キツネのブースを出展して様々な公園利用者にお話を聞いたり、昨年は「コンコンクエスト~勇者のお弁当箱」と題して、キツネの生態や人との関わりを遊びながら学べるプログラムを開発し、とても好評でした。
今後は、これまでの協力関係をより発展させ、公園利用者と公園管理者間の良好な関係構築および科学技術コミュニケーション人材の育成に貢献していきます。

お互いの組織概要説明と、これまでの協働実績の紹介、意見交換を行いました

意見交換会の後、ボート池周辺を視察しました

一定の距離を置いてキツネを観察しました

いきものゼミナールin月寒公園「エゾリスみっけ!街の野生動物とどう付き合う?」を開催しました!

2024年03月29日

3月26日朝8時から10時まで、エゾリスをテーマにしたイベント「エゾリスみっけ!街の野生動物とどう付き合う?」を開催しました。

このイベントは、北海道の野生生物に関わる企画や商品を製作している合同会社モリノコ商会と共催で、コープさっぽろの協賛を得て、企画しました。

とってもかわいいエゾリスがテーマで、エゾリスの楽しそうなお話や、エゾリス研究の最前線のお話が聞けるとあって、小さな子どもから年配の方まで、40名程の参加者が参加してくれました。

講師は、うっちー先生こと内田健太先生(東京大学助教)です。
うっちー先生は、北海道のエゾリスをモデルにした都市生態学の研究モデルを構築し、分野横断的な研究に取り組んでいます。北海道大学在学中には、札幌市の西岡公園や円山公園で、エゾリスの講演や観察会を行うなど、研究成果を一般社会に還元する活動も積極的に取り組んでいて、今注目の若手研究者です。

小さな子どもから年配の方まで、40名程が集まりました!

まずはうっちー先生から、エゾリスについて教えてもらいました。

そもそもリス科の動物って、どんな動物なの?
北海道にいるリスの仲間は何種類いるの?

などなど、知っているようで知らない基本的な知識を教えてもらいました。

北海道にいるモモンガも、実はリスの仲間だということ、
リスは、ほお袋にいっぱい木の実を貯めるイメージがあるけど、
エゾリスはほお袋が無いので、クルミやまつぼっくりをくわえたり抱えたりして運ぶこと、
木の実も好きだけど実はサクラの花やキノコも食べること

などなど、色々なことを教えてもらいました。

観察に行く前に、うっちー先生からリスのことを教えてもらいました

お話のあとは、いよいよエゾリス探しに出発です!

この日はとっても良い天気!「早起きをして良かったな!」と心から思えるくらい爽やかな散策の森の中を歩きました。

うっちー先生は子どもたちに大人気!色々な質問が飛び交います。

「エゾリスの巣は、木の上にボール状に作られるよ」

「カラスの巣に似ているけど、よ~く見てみると、カラスの巣はハンガーなどの人工物があったり、巣材が違うので、見分けることができるよ」

などなど、巣のことを教えてもらうと、みんな真剣に木の上を探し、見つけた巣をみんなで観察しました。

今回はほとんどカラスの巣ですが、エゾリスの巣も公園のどこかに、きっとあるでしょう。

エゾリスの巣とカラスの巣の違いを教えてもらいました!

エゾリスの巣や姿を探しながら散策の森をゆっくり歩きましたが、なかなかエゾリスには出会えません。

「いないな~」と話しながら、帰路に差し掛かったところ、「エゾリス見つけたよ!」という声が!!

その人の指の方向を見てみると・・・・いました!
私たちから十数メートル離れた木に、動く小さな茶色い姿が!
木の枝をクルクルと軽快に走っているエゾリスの姿に、歓声の声が上がりました。

ゆっくりじっくり観察していると、もう1匹のリスも合流して、2匹のリスが駆け回っていて、

なんだかとっても楽しそう。

今回の目的の一つ、エゾリスに出会うことができて、みなさん大喜びで、じっくりゆっくり観察しました。

木の間を走り回るエゾリスを発見!

次に向かったエゾリスポイント、テニスコートの横の緑地は、だいぶ雪が解けていました。

そこで地面をよ~く見てみると、2つに割れたクルミが沢山落ちていました。

うっちー先生から、「エゾリスが歯で割ろうとしたところには、歯形がついているよ」

「エゾリスも上手にクルミを割れる子もいれば、ちょっと下手な子もいる。上手に割れる子の割り方を見て、上手に割れるようになっていく子もいるよ」

と教えてもらいました。

リスの世界も人間と同じで、器用な子も不器用な子もいるようです。
上手な子を真似て、クルミの割り方も上達するとは、面白いですね。

テニスコートの横で、オニグルミの食痕をたくさん見つけました!

みんなで探したら、こんなにクルミの食痕(リスが食べた痕)が落ちていました。
確かによく見てみると、歯形がいっぱいついているものもあれば、歯形は少しで、きれいに割れているものもあります。

そして、月寒公園によくあるオニグルミの実以外にも、お店で売っているクルミの実もありました。お店で買ったクルミを、エゾリスにあげている人がいるようです。

食痕_R

奥の豚の鼻のような食痕がオニグルミ、手前の大きくて丸い食痕がお店のクルミ

1時間ほど、たっぷり公園を歩いた後は、パークライフセンターに戻り、うっちー先生の研究のお話を聞きました。

うっちー先生は、これまで帯広や札幌で、街と森のリスの性格の違いや、リスと人との距離の取り方を調べてきました。

街と森で距離を測る実験では、リスに人やキツネのはく製を近づけて、何メートルくらい近づけるのかを調べたそうです。その実験の様子が、何とも面白く、研究って難しそうな気がしたけど、意外に身近でとっても楽しそう!と思いました。

札幌の公園でも、リスが近くに寄ってくる公園があるそうです。実際リスと人の距離は、何メートルくらいなのか、場所によってその距離は違うのか?

感覚的になんとなく分かっていることも、実際に測って、違いを比べてみると、分かることが沢山ありそうですね。

人とリスの距離について調べた研究のお話をしてくれました

もともと野生動物と人は、一定の距離をとって共生していたはずが、人の行動の変化で、野生動物の行動も変化しているようです。

公園に来る人には、色々な考えや志向の人がいて、リスが近づくことを嬉しく思う人もいれば、不安に思う人もいるかと思います。自分の感覚が他者と同じとは限りません。

リスにとっても、人や天敵を怖がらず近づくことは、良いことなのでしょうか。

うっちー先生のお話は、人とリスのちょうどよい距離について考える機会になりました。

リスだけではなく、月寒公園には様々な野鳥とキツネなどの野生動物も生息しています。

人が野生動物のことを知り、付き合い方を考えることで、人と野生動物がお互いに過ごしやすい公園になると良いですね。

参加してくれた皆さま、うっちー先生、モリノコ商会さん、コープさっぽろさん、ありがとうございました!

(一部写真提供)コープさっぽろ

モリノコ商会の新岡さんが、うっちー先生のお話を絵にしてくれました!
とってもかわいくて分かりやすい!

モリノコ商会の宮本さんと新岡さん

進行とライブペインティングを担当してくれました

外_R

今回JCOMさんの取材も入りました!

4月6日11時から放送されるそうです!

キツネの研究者池田貴子先生も登場!

月寒公園のキツネ調査やエキノコックスについてお話してくれました

まつぼっくりの食痕もたくさん見つけました。
ドイツトウヒの食痕はエビフライにそっくり!
※写真は違う種類のまつぼっくりです

散策の森は、静かでとても気持ちが良い!

エゾリスもきっと大好きな場所です

皆さんの感想_R

皆さんが書いてくれた「発見したこと・伝えたいこと」は、後日展示しますので、お楽しみに!

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