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夏の虫たち

2022年08月02日

夏休みになって、月寒公園は、毎日沢山の子どもたちで賑わっています。

そんな賑やかな月寒公園で、最近よく聞くのが、セミの声。

今年はセミの当たり年なのか、例年以上に色々なセミの鳴き声が聞こえます。

写真は、月寒公園で見つけたアブラゼミ。

ジリジリジリジリという鳴き声と、茶色い羽が特徴です。

月寒公園で生きものを調査している中学生が、写真を提供してくれました。

札幌の夏のセミと言えば、「エゾゼミ」や「コエゾゼミ」ですが、今年はこのアブラゼミの他に、「ツクツクボウシ」の鳴き声が聞こえたりもしています。

札幌市博物館活動センターが2020年度に実施したセミ調査では、札幌市内で10種類のセミが確認されたそうです。意外に色々な種類がいるようで、ビックリ!

今年の月寒公園も、調べてみたら、色々なセミが見つかりそうです。

珍しいセミがいたら、ぜひパークライフセンターで教えてくださいね。

今年月寒公園でよく鳴き声が聞こえるアブラゼミ

右のきれいなトンボの写真も、中学生が提供してくれました。

「クロスジギンヤンマ」という種類で、元々は北海道にいない種類でしたが、近年生息域を広げているトンボです。月寒公園でも、去年頃から少しずつ目撃されています。

パークライフセンターで実物を見せてくれましたが、鮮やかな黄緑色とスカイブルーの色合いが、本当に美しいトンボで、館内にいた子どもたちもビックリしていました。

クロスジギンヤンマ以外に、こちらも元々北海道では見られなかった「ショウジョウトンボ」も、今年は月寒公園で見つかっています。

温暖化の影響や、再整備工事により月寒公園の環境が変わったことで、見られるトンボの種類も少しずつ変わっています。今後も調査を続けることで、色々新しい発見がありそうです。

トンボや昆虫、花の情報は、パークライフセンターにも展示していますので、ぜひ情報収集に来てみてくださいね。

皆さまのお越しをお待ちしています。

クロスジギンヤンマはボート池につながる導水路で見つけたそうです

初夏の植物を観察しました!

2022年06月18日

今日6月18日と明日19日は、「フラワーソン」といって、5年に一度の全道一斉開花調査が行われています。
フラワーソンの開花調査を兼ねて、札幌市博物館活動センター主催の「ぶらりネイチャー 初夏のお花ガイド~月寒公園編~」が、月寒公園で開催されました。

博物館活動センターの山崎真実学芸員の案内で、ボート池周辺を散策しながら、
身近な植物を観察して、その植物にまつわるお話を聞きました。
特に、帰化植物のお話が興味深く、シロツメクサやムラサキツメクサは、牧草として持ち込まれた植物であること、セイヨウタンポポも、実は野菜として食べるために持ち込まれたことなど、身近な植物の意外な歴史を知ることができました。
また、ボート池周りでは、背が高いカモガヤなどのイネ科の植物に混ざって、一部分だけスゲの仲間がたくさん生えている場所がありました。スゲの仲間は湿った土に生えるので、植物を見れば、環境の違いを知ることができると、教えてもらいました。

ボート池まわりには、ヤマブキショウマがたくさん咲いていました

今回観察した植物は、以下の通りです。
・シロツメクサ(花)
・ムラサキツメクサ(花)
・ブタナ(花)
・ニセアカシア(花)
・コウリンタンポポ(花)
・キバナノコウリンタンポポ(花)
・カモガヤ(花)
・スゲの仲間
・ツルアジサイ(花)
・ヤマブキショウマ(花)
・ミズキ(花の終わり)
・ツリバナ(花)
・マイヅルソウ(実)
・クリ(これから開花)
・セイヨウタンポポ(花)
・ナナカマド(実)
・ユリノキ(花)

いつも見ている月寒公園の景色も、よく見てみると色々な花があり、その植物の背景を知ると、より親しみを感じるようになりました。

ぜひ皆さんも、月寒公園で初夏の花を探してみてくださいね。

そして、札幌市博物館活動センターは、月寒公園から車で5から10分程の場所にあります。
サッポロカイギュウなどの化石や植物、昆虫などの展示も充実していて、
とても楽しい施設です。ぜひ、行ってみてくださいね。

くつろぎの森では、コナラの大木の直径を測りました

カラスの蟻浴?

2022年06月13日

昨日の朝、時計塔の近くを歩いていたら、花壇の中で羽を広げたカラスに出会いました。
弱っているのかな?と思い、よ~く見てみると・・・・・・
土を掘って体をうずめて、羽を広げてバタバタとしています。

お日様に当たって気持ちよさそうにしているので、弱っているわけでもなさそうです。

後で調べてみたところ、このような鳥の行動を「蟻浴(ぎよく)」と言うそうです。

土の中にいる蟻を羽に擦り付けていたようで、蟻が出す蟻酸を体に付けると寄生虫や細菌を寄せ付けない効果があると言われているそうです。

調べてみると「なるほど!」と思いましたが、土の上に倒れたカラスを見つけた時には、少々驚きました。
身近なカラスの行動も、注目してみると、楽しいですね。

ちなみに、月寒公園のカラスも子育て時期なので、これから子ガラスが巣立ちの練習をすることもあります。そんな時は、親が攻撃的になることもありますので、カラスが騒いでいたら、迂回するようにお願いいたします。皆さまのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。

蟻浴中のカラスを発見!

ハクウンボクが満開です

2022年06月05日

今日は、気持ちの良い晴天ですね。

月寒公園も朝から賑わっています。

園内ではハクウンボクの花が咲いています。真っ白い小さな花が、今年は枝が下がる位たくさん咲いていて、とてもきれいです。

ハクウンボクは、森のあそび場や、ボート池周辺にあります。ぜひ探してみてくださいね。

今日は、ボート池にオツネントンボがいました。成虫で越冬する、少し珍しいトンボです。

これからボート池には、シオカラトンボやルリイトトンボなども飛び始めますよ。

ハクウンボクの花は、森のあそび場やボート池周辺で咲いています。

春の色

2022年05月09日

月寒公園の木々も、少しずつ芽吹きはじめました!

写真は、くつろぎの森の景色です。新緑の柔らかい色合いがきれいですね。

が出るのが遅い木や早い木、芽吹きの葉の色合いも様々なので、樹名板を見ながら、木を眺めてみてくださいね。

足元を見ると、タチツボスミレが咲いていました。

小さくて可憐な野の花ですが、月寒公園では散策の森やくつろぎの森で見ることができますよ。

ボート池には、キンクロハジロのつがいが見られたり、ルリビタキなどの夏鳥も来ています。

春の散策を楽しむなら、ボート池やその上のくつろぎの森がおススメです。

今しか出会えない自然を探してみませんか?

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